パーマ剤やストレートパーマ剤の pHを自由にコントロール⁈
先日ひばりヶ丘のサロン ラ・モードセピア様で とある実験をしました。
1剤に酸リンス剤を添加してpHの変化を実験!
1N システアミン系 カーリング料(ローション) pH8.2 アルカリ度1.9mL 1H システアミン系 カーリング料(クリーム) pH8.5 アルカリ度2.8m 2B 臭素酸Na(ローション・クリーム兼用) pH6.5 EX3 レブリン酸とPCAが主成分の酸リンス剤 pH3.0 酸度14.5mL
1NのpHをEX3でコントロールする。 1N 80mLに対してEX3の添加量とpHの変化
1N 80mL + EX3 5mL pH7.0(6.9~7.1) 1N 80mL + EX3 6mL pH6.6(6.5~6.7) 1N 80mL + EX3 8mL pH5.7(5.6~5.8)
1HのpHをEX3でコントロールする。 1H 80mL対してEX3の添加量とpHの変化
1H 80g + EX3 8mL pH7.0(6.9~7.1) 1H 80g + EX3 9mL pH6.5(6.4~6.6) 1H 80g + EX3 10mL pH5.8(5.7~5.9)
【いざ実験!】 1N ミドルブリーチとハイブリーチの毛束で還元力比較の実験を行った。
実験前の毛束 ミドルブリーチとハイブリーチ
ニューエバー13mm
全て12分自然放置
【実験結果】
pH8.2は大きなダメージを受けリッジも出なかった。 pH7.0は毛先に少しダメージを受けたが根元と中間はダメージレスでリッジもきれいに出た。pH6.6はダメージレスでリッジもきれいに出た。 pH5.7はダメージレスだがリッジはゆるくなった。指通りは一番良い。
1H ダメージレベル根元1中間毛先2の人頭で還元力比較の実験を行った。
すべて12分自然放置 アイロンなし
【実験結果】
実験前の髪 2剤塗布後 ドライした状態
・pH8.5は還元力が適切で根元から毛先までダメージレスできれいにクセが伸びた。
・pH7.0は還元力が不足してダメージレスでしたがクセが少ししか伸びなかった。 ダメージレベル3の毛髪には適切と思われる。
・pH6.5は還元力が不足してダメージレスでしたがクセがほとんど伸びなかった。 ダメージレベル4の毛髪には適切と思われる。
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